知っておきたい境界標設置と管理
 暮しの基を支える調査士
 日常生活を快適に過ごすためには、様々な生活環境が整っていなけれ
ばなりません。中でも、隣との楽しい付き合いは最も大切な条件と言え
ましょう。

 ところで隣人との付き合いが、境界のトラブルがもとで仲違いしてい
ることも世間にはたくさんあります。場合によっては刃傷沙汰も珍しく
ありません。これを国の場合に置き換えますと、国境ですから戦争にな
ることもあります。

 土地は、国民生活の基盤であって、宅地造成、道路や橋を構築する公
共事業の場合も総て、境界を確認することから始まります。
 美しい建物や橋は目に見えますが、それを支える境界標は縁の下の力
持ちのような役割を果たしています。

 登記制度においても、現地の境界標を確認の上、地積測量図に記載す
る等して、作成され反映されたものが保管されているのです。
 私達土地家屋調査士の仕事は、総ての原点をなす境界標設置から始
まります。

 境界紛争や境界のトラブルの事前防止、取引の安全、公共事業の促進、
土地、建物の財産の保全等、普段気付かないところですが、土地家屋調
査士は暮らしの基本である地域の平穏な生活の維持に大いに貢献してい
くのが私達の仕事です。

 土地や建物又は境界に関して分からないことがありましたら、お近くの
土地家屋調査士事務所へ気軽に御相談下さい。
■境界標設置と自己管理■
RETURN
BACK
NEXT
TOP