不動産の登記と管理

 登記と調査士のQ&A(その2)

Q  土地家屋調査士の仕事と司法書士の仕事はどのように違うのですか?

  先に述べたように、登記には「表示に関する登記」と「権利に関する登記」があります。
 表示登記は権利登記の前に行う登記のことで、一例を挙げますと、建物を新築した場合、まず表示登記をします。
 つまり、建物が建っている所在、地番、建物の種類、構造、床面積などですがこの登記申請を代理して土地家屋調査士が行い、その後権利の登記に関しては、司法書士が申請代理を行います。



Q  登記簿上の地積について詳しく説明してください。

  明治時代に行われた地租改正事業に基づいて測量された土地の面積は、法令の改正を経て(「筆界物語」参照)今日に至っておりますが、公簿(登記簿)面積と実際の面積は必ずしも合致しているとは限りません。
 そこで、土地家屋調査士に調査、測量を依頼して、あなたの土地の面積を正確に知っておくことが大切です。


Q  最後に土地家屋調査士について詳しく説明してください。

  土地家屋調査士は、現在全国に1万8千余名います。
 土地家屋調査士になるには、まず国家試験に合格し、日本土地家屋調査士会連合会に登録して、同時に各都道府県にある土地家屋調査士会に入会して事務所を開設します。

 国民の大切な不動産の表示に係る登記申請業務を取り扱いますので、土地家屋調査士会が会員の指導として研修も行い、国民の信頼に応えるよう努めています。
 また、土地家屋調査士会では無料で登記相談等国民へのサービスも行っています。
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